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母は、約20年前に他界しました。母が着物を楽しそうに来ていたのを、子供心に覚えています。
その頃は、着物に興味がありませんでした。ですが、急に、30代後半になって、ある着物と出会いました。
母の形見の着物の小物類を整理していて、ふと、思いました。これは、母が娘の私に残してくれた物だわ。
ただ、着物の小物というだけではなく、母の想いが詰まったものだと実感しました。
私が、母の着物を受けぎ、着物の楽しさや想いを引き継げる事は、幸せだと思いました。
また、それを私の子供に引き継げたら、どんなに嬉しいだろうと思っています。

30歳後半の特別な着物との出会いは、予想外でした。
ショッピング街を歩いていると、新人店員さんに声をかけられました。
「この着物は幸せになれるのです。」
着物のお店でしたから、通り過ぎようと思ったのですが、その新人店員さんの熱意に負けました。とにかく、買わなくて良いので、着物を当ててみて下さいと言われました。

買わないですよ、と念をおして、お薦めの反物を当ててもらいました。
その着物は淡いピンクで、私はあまり似合わないと思っていました。
そうしたら、ベテラン店員さんが、これはどうですか?と漆黒の友禅紬を出してくれました。
その反物を当ててもらったら、一瞬で恋に落ちました。

自分でもびっくりするくらい、着物に惚れてしまい、買いたい!という気持ちになりました。私には、絶対に手が届くわけないと思っていたので、すみませんと言おうとしていたのです。すかさず、ベテラン店員さんが、帯揚げや帯締めを持ってきて、私の気を引きました。
その店員さんは、ベテランと言っても、年齢は私より若かったのですが、仕事は完璧でした。
ベテラン店員さんは、お客さんの趣味を一瞬で見抜く才能があったのです。
わたしは、着物の事など何も知りませんでした。ですが、ときめいてしまうのです。
それを、その店員さんは見逃しませんでした。
着物はいつか、年を経て、老後の趣味で着られたらいいなと思っていました。
ですが、こんなに早く、しかも、衝撃的な着物との出会いがあるとは思いませんでした。

念願の着物があれば、もちろん着たいです。購入したお店で、着付けのレッスンをしていたので、早速、着付けを習い始めました。
それでも足りず、購入したお店以外でも、着付け教室を探して習いました。その着付け教室では、着物を着るのは勿論、着て楽しむ、ランチツアーがあったので参加しました。

楽しくて、着物の魅力にとりつかれました。
着物の小物をそろえるには、結構お金がかかります。
ですから、母が着物の小物を残してくれたことに、感謝しています。
しかも、母の形見ですから、なおさらです。

関東から九州へお嫁に行くことになりました。主人は温泉旅館の次男でしたから、着付けを習っておいて良かったと思いました。
お義母さんは、先代の女将なので、着物を数多く持っていました。

私は横幅が広くて、既製品では横がたらないのです。ですが、お母さんも同じくらいの横幅だったので、着物がぴったりでした。
私が着物好きと知って、数ある中から、着物や羽織、帯などを快く譲ってくれました。ありがたい事です。
実の母を亡くしたのもあり、優しいお義母さんが出来て、本当に嬉しかったです。

着物は親から子へと、引き継がれるものだと実感しました。
時代や流行りは関係ないので、自分のアレンジ次第で素敵に着こなせます。
母の着物への想いを、私が受け取れたので、本当に嬉しいです。
実母だけではなく、お義母さんの着物も自分の子供がいつか着るだろう為に、残し、受け継いでいけたらと思っています。

レンタルきものさくら

yukata_couple.jpg
2017/11/16(木) 08:46 ライフスタイル PERMALINK COM(0)
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