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第24回職業リハビリテーション研究・実践発表会へ行ってきました。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が毎年11-12月に開催している研究会で、今回は2016年11月10・11日に東京ビッグサイトで実施されました。
今回の研究会で特によかったのは、2つのパネルディスカッションです。

初日午後のパネルディスカッションでは「1人でも多くの障害のある方の雇用・定着を実現するために ―企業の取り組みから考える―」というテーマで、異なる企業から3人のパネラーが登壇しました。パネラーの所属する企業のうち1社では障害者が販売職、もう1社では事務職、さらにもう1社では製造と異なる仕事についています。このように職種は違っていても、ディスカッション全体を通して「障害のある人に配慮はするが、遠慮はしない」「できないと決めつけず、やってみる。やらせてみる」というメッセージがはっきりしていたように思いました。この点がとてもよかったです。

2日目午後のパネルディスカッションは、「発達障害者の就労支援を高めるために ―支援の手助けをするツールの活用―」というテーマで行われました。パネルディスカッションでは3人のパネラーがそれぞれ発言した後、コーディネーターが一人ひとりのパネラーに、他のパネラーの発言について質問する機会を設けました。他のパネラーの発言に対する理解を深め、ディスカッションをさらに掘り下げていくうえで、パネラーに質問する機会を設けるのは有効だと思います。コーディネーターによるこうした配慮は、できそうなようでなかなかできないことだといってもよいでしょう。

また話題の転換もスムーズでわかりやすいものでした。唐突に話題を変えるということもなければ、いつの間にか話題が変わってしまっているということもなかったのです。コーディネーターは適切に間を取り、「ところで」「さて」といったつなぎ言葉を的確に使っていました。おかげで聞く側も、ディスカッションの内容についていくことができました。2日目のパネルディスカッションは、コーディネーターの進行が素晴らしかったと思います。
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2016/10/10(月) 17:08 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
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