昨日までは夕飯を作ろうかなという時間になると、ムクドリの群れが家の前の電線にびっしりと止まっていました。
よく鳴き声は聞こえていたのですが、ある日あまりに迫力が違うので外に出てみると、見たこともない数に膨れ上がっていたのです。
薄暗くなり始めると姿を現し、その数は次第に増え、最終的には優に700羽はいました。
あまりに数が多いとどことなく怖くなってしまいます。
T字に張られた電線にみっちりと居並ぶ丸々とした鳥と甲高い鳴き声…一種異様な光景でした。
それでいてなぜか目が離せず、夫が出張だった一昨日などは一時間以上も窓辺でムクドリを観察してしまいました。
同じ種類の鳥でもおなかの部分がグレーがかったものや黒に近い褐色のものなどがおり、目の横の白斑も一羽ずつ異なっているようでした。
大群がそこに留まるのは一時間ほどで、少しずつのグループでおそらく寝床に飛び立っていきました。
と、こんなふうにじっくり観察していたので、数羽しか現れなかった今日はなんだか寂しいような気さえします。